2023年8月1日火曜日

腕時計の電池を交換してみた

 こんにちは。技術部のチュータローです。


最近スマホに主役を奪われて日常に使う人が減っている腕時計。持っていても

使わないことが多いですが、たまに使いたい時もありますよね。電池(正確には

使い捨ての一次電池)内蔵の腕時計は、いつか電池切れで停止します。停止した

ままの腕時計を放置すると、劣化した電池から液漏れして再起不能になるかもしれ

ませんし、機構部分も長期間止まったままだと不具合が出兼ねません。家人が、

最近止まっている腕時計が3つあるとのことで、この際電池交換しようということ

になりました。腕時計の電池交換といえば、街の時計屋さんや家電量販店に頼むの

が普通ですが、自力でも出来る場合があるので、今回DIYを試みました。

これらが今回電池交換したい腕時計です。

手順としては、裏ブタを精密ドライバーでこじ開け、電池を外し、同じタイプの

電池を購入してセットし、裏ブタを閉じます。ただし、できるだけホコリが入ら

ないように、綺麗な場所で短時間に作業するようにします。


まず、文字盤の数字が文字に置き換わっている特徴的なデザインの腕時計。バンド

が時計の裏側でつながっています。

裏ブタを精密ドライバー(-)でこじって開けます。裏ブタの輪郭の1か所に、

エッジの立っている部分が、こじ開けポイントです。

入っていた電池は「SR626SW」(酸化銀電池1.55V、別名377)。替えの新品を

ヨドバシカメラで\224で購入しました。

電池を入れ替えます。電池の極性を間違えないように気を付けます。また、電池

が小さすぎて指だけでは作業しにくいし、指の汚れが電池や機構を汚すと不具合

を起こしかねないので、精密ドライバーを指代わりにして作業するとうまくいき

ます。


電池交換できましたので、裏ブタをはめて、バンドを付ければ完成です。裏ブタ

は、隙間ができないように、裏ブタを水平に乗せて均等に押します。上下左右

を間違えないように気を付けます。


次に、文字盤が1cm程度の小さい腕時計です。

裏ブタを開けます。小さいですが、こじ開けポイントを精密ドライバーでこじ開け

ます。

入っていた電池は「SR421SW」(酸化銀電池1.55V、別名348)。替えの新品を

ヨドバシカメラで\236で購入しました。

電池を入れ替えます。直径約5mmの極小サイズなので、精密ドライバーを駆使して

苦労しながら作業します。


裏ブタをはめて、完成させます。


3つ目の腕時計は、針が6つもある本格的なものです。

裏ブタを開けます。こじ開けポイントを精密ドライバーでこじ開けると、蓋と

本体の隙間に汚れが付いていましたので、内部に入らないように慎重に除去

しました。

入っていた電池は「SR916SW」(酸化銀電池1.55V、別名373)。替えの新品を

ヨドバシカメラで\244で購入しました。

電池を入れ替えます。他の腕時計より大きいせいか、そんなに難しくありません。

裏ブタをはめて、完成させます。この裏ブタにはОリングが付いており、これ

が裏ブタからはみ出たりせず所定位置になるように注意しながら裏ブタをはめ

ます。


これで全て電池交換が完了したので、時刻を合わせて完成です。いずれも

正しく刻時しており、問題ありませんでした。これで当面は時を刻んでくれる

ことでしょう。では。

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