こんにちは。技術部のチュータローです。
4月初めに執筆した、自宅のエアコン交換がなかなか進まなかった件、5月中に
やっと完了しました。顛末を書こうと思います。
前回記載したことを要約します。10年以上稼働している自宅のエアコンを更新
するため、3月初旬に新品を購入しました。しかし取付工事を見積したら、建物が
古く専用電源回路(ブレーカー)でないコンセントだったので、エアコン工事を
拒否されました。新しい専用コンセントを付けるためにはブレーカー数の多い
新しい配電盤への更新が必要です。
配電盤は、設置スペースが狭いためアンペアブレーカーのないタイプにする必要
があり、電力会社の所有物であるアンペアブレーカーの撤去をどうすればいいか
わからない、という状況でした。
その1カ月後、工務店に新しい配電盤が入荷したので配線追加・配電盤交換の
工事を実施してもらいました。こんな感じです。
アンペアブレーカーのない配電盤になりました。新コンセントは既存の置き換え
ではなく増設です。配線は、マンションの壁がコンクリート製で壊せないため壁
の上にモールを被せて這わせるという格好悪い形になってしまいました。その上、
モールの色が明らかに壁紙と違う。工務店は物不足で適切な色が手に入らなかっ
たとのこと(本当か・・・?)。やり直させると必要以上に時間がかかりそう
だったので、これで我慢することに。
取り外されたアンペアブレーカー。工務店が帰る際「使わないから保管して
おいて下さい」と言い残していきました。本当にそれでいいのか?ネットでは
電力会社が回収されるとの情報。後日電力会社に電話し、自分が持っていていい
か確認すると、やはり返却が必要で、一般家庭から返却申し込みは不可能で、
電気工事した工務店から電力会社に返却手続きしてもらうように、とのこと。
話が違う・・・。
工務店にその旨連絡すると、後日工務店が引き取りに来られました。引き取り
手数料が必要とのこと。ネットで調べたら電力会社への引き取り手配は無料の
はず・・・。でも引き取ってもらわないと困るので、手数料を払って引き取って
もらいました。
何とか配線問題が解決したので、エアコン販売店に連絡して取り付けしてもらい
ました。このような取り付けとなりました。
配管が特殊な形です。冷媒配管(2本)とドレン配管を別の穴に通しています。
上の写真で窓の上を横切っているのがドレン配管です。冷媒配管はエアコン横の
孔を使用しています(下の写真)。
ドレン配管は、エアコン冷房運転時に発生した水を室外に捨てる役割で、下方に
傾斜を付けないと排水できません。冷媒配管の穴はエアコンの配管出口より上方
にあるため、ここにドレン配管は通せません。そこで、遠く離れた別の孔を使用
しました。この孔は、マンション新築当時からありましたが、元々使用していな
かったため、昔のリフォームで室内に板を張って障子を増設したので、完全に
塞がった状態でした。今回、小さい穴なら障子を外さなくても貫通できることが
わかり、ドレン配管だけ通すことにしました。ドレン配管は冷水が通るので汗を
かきやすくカビが生える恐れがあるので「耐熱ドレンホース」というものを使う
ことにしました。このような断面です。
それと、元のエアコンを撤去した際、冷媒配管の孔に鳥の巣が出来ていました。
スズメ?コウモリ?孔はそれほど大きくないのに巣を作るとは感心です。もち
ろん今回巣は撤去しています。
そんなこんなで、ようやく新しいエアコンが使えるようになりました。梅雨前に
完成して本当に良かったです。
エアコンを取り付けるのにこんな苦労をする家庭も珍しいかもしれません。でも
いろいろなことを新しく知ることができて、勉強になりました。
では。
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