2022年11月1日火曜日

温水洗浄便座をDIYで交換してみた(後編・上)

こんにちは。技術部のチュータローです。


前回に続き、自宅の温水洗浄便座をDIY交換した報告です。前回は、便座を交換する

のに至った経緯と、交換準備について書きました。今回は、交換作業を書きます。

交換作業自体、結構な手間がかかりましたので、2回に分けます。


(1)水タンク清掃

自宅トイレの便器は、TOTOの「レストパルSX」という壁面収納式水タンクとの一体

型便器です。


水タンクが壁の向こうに隠されているため、15年前の便器設置以降、水タンクを

一度も清掃していませんでした。さすがに今回これを清掃しない訳にはいきません。

水タンクを囲っている化粧板を外し、タンクを露出させます。

タンクの蓋を開けると、15年来のカビがこびりついています。水タンク下の水道

配管の元栓を閉じてからタンクの水を抜き、とにかくタンク内を拭き清掃しました。


ちなみにタンク上部右側に、流しレバー操作モーターがあります。温水洗浄便座の

リモンの流すボタンを押すと、このモーターが1/4回転してタンクの水が便器に流れ

ます。


(2)古い便座の撤去

まず水道配管を外します。TOTO製便器・水タンクのレストパルSXとTOTO製温水洗浄

便座のアプリコットF1の間の水道配管は、ワンタッチカプラ付フレキシブルホース

で接続されています。水道配管の元栓は既に閉じているので、フレキシブルホース

のワンタッチカプラを外します。ホースを押し込みながら受け側リングを押し込む

と、ホースが引き出せます。

便座の電源コンセントを外し、流しレバー操作モーターからの配線コネクタも外し

ます。



これで便座の配管・配線が全て外れましたので、便座横の解除ボタンを押しながら

便座を便器の手前方向に引いて、便座を便器から外します。


便座固定台座を外します。


(3)流しレバー操作モーターの交換

水タンク上部の流しレバー操作モーターは消耗品ということで、購入した新品に

交換します。まずタンク排水弁との連結部分をクリップと共に外し(取付位置を

覚えておくか印を付けます)、流しレバーも外します。

モーター固定ネジを外してモーターを取り外します。

古いモーターから、灰色の延長軸を新しいモーターに移植します。

新しいモーターを元のネジを使って水タンクに固定し、流しレバーを取り付け

ます。

タンク排水弁との連結部分を取り付けます(外した時と同じ位置に)。クリッ

プを元通りに取り付けます。


今回はここまでです。次回は新しい便座を取り付けて完成させます。では。

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