こんにちは。技術部のチュータローです。
今回は、換気扇の修理ネタです。
いつもDIYで修理した話題を紹介していますが、今回はDIYできず専門業者
に修理してもらったことを紹介します。
自宅の風呂の換気扇を動作させると、最近「キューン」という甲高い音を
出すようになりました。ダクトが通る風呂以外の部屋にもこの音が響いて
しまい、家族の中から不満の声が・・・。モーターの異音は、うるさい
だけでなく放置すると加熱・発火の恐れがあります。設置から15年以上
経っている換気扇なので、明らかに寿命で交換が必要な状態と言えます。
どんな換気扇本体なのか確認するため、浴室の天板を外してみました。
天板は何かに干渉して動かしにくい状態でした。何とか天板を外すと、換
気扇が天板の上に乗っかっていました。干渉していたのは換気扇でした。
換気口と換気扇が互いに離れています。調べるとこの換気扇は「中間型」
と呼ばれるタイプで、ダクトとダクトの間に取り付けられます。複数個所
をまとめて換気する場合に採用されることが多い様です。
この換気扇、とても驚いたことに、細い針金で天井から吊り下げられて
います。グラグラして固定できていないし、天板に干渉しているし、
まるで素人が取り付けたみたいです。天板の裏には、当時施工した業者名
が・・・(とても写真では公表できません)。普段見えない部分だからと
いって適・・・(略)。グローブボックスと精製装置を製造してお客様に
お納めするわが社として、こんな仕事してはいけない、と改めて戒めた
次第です。
この換気扇の更に奥を覗いてみると、同じ形の別の換気扇がありました。
こちらは、トイレの換気扇の様です。2つの換気扇が狭い空間に設置
されていることになります。
こちらも同じく、天井との固定が針金で、天井に埋め込まれたボルトが
無理やり曲げられています。無残。狭い空間だからやむを得ない、と言
い訳されそうな環境ではありますが、プロならもっとスマートな取り付け
方があると思います。
という現状が把握できました。トイレの換気扇の方は異音はまだなかった
のですが、取付時期が同じなので異音が出るのも時間の問題と思われ、2台
とも同時に交換した方が良さそうです。確認前に、あわよくばDIYで交換
できればという期待もありましたが、この狭い空間で新しい換気扇を
まともな方法で取り付け、併せてダクト工事もするとなると、ちょっと自
分には自信がありません。素直に専門業者に依頼することにしました。
業者に施工していただいた結果、風呂の換気扇は吸気口と換気扇が一体に
なったタイプ(天井埋込型と呼ばれる)、トイレの換気扇は元と同じ中間
型となりました。トイレの換気扇の取り付けは「短尺ダクター」「ハン
ガー吊金具」という部材でがっちり固定されています。これがプロの仕事
だと思いました。
風呂の換気扇は、吸気口部分に移動しました。吸気口が従来より大きく
なり、天板の開閉を邪魔していたものがなくなって開け閉めがしやすくな
りました。
工事時間は半日ほど、費用は¥10万弱とちょっとかかりましたが、納得の
出来栄えです。プロの仕事の安心さを実感した一件でした。では。
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