2023年12月20日水曜日

充電式クリーナーの電池を交換してみた 第2弾

 こんにちは。技術部のチュータローです。

8月に我が家のマキタ社製充電式クリーナー「4075D」の電池交換作業について

取り上げました。今回は、吸引力が落ちたため父親から譲り受けた別機種の

マキタ社製充電式クリーナーについて、電池交換してみたので、紹介します。


この機種は「CL103D」といい、2014年に発売開始したものです。

10年近く経っていて一度も電池交換していないので、さすがに電池が劣化して

いるはずです。ちなみに型番の頭に「CL」が付くとリチウムイオン(Li-ion)電池、

付かないとニカド(Ni-Dd)電池を搭載していることを意味する様です。


前回書いたように、通販生活モデルの充電式クリーナーは、公式に自分で電池

交換できることになっており、このCL103D用純正電池が通販生活サイトから

購入できます(現在\5720)。内蔵電池の仕様は、非公開ですが調べると、10.8V・

1.5Ahでした。Li-ion電池は現在一般に流通している種類なので問題なく入手

できますが、10年前より世の中の電池性能が向上していることもあり、より

高性能な電池に交換できるか調べてみました。


ということで、マキタ社製CL103D用の交換用電池をネットで探すと、純正品

がたくさん出てきます。一方、互換品は思ったほど数は多くないですがいくつか

出てきます。容量は2.5Ahで、純正品の1.5倍強です。普通なら入手が容易で

安全な純正品を選ぶところですが、敢えて、容量の多い互換品を買うことに

しました。

選んだのは、ロワジャパン製FM9TTというLi-ion電池です(\2,830)。CL103D用

互換電池と謳っています。前回マキタ社製4075D掃除機の交換用で同社製互換

電池を購入し問題なく使えていることと、口コミ等の情報で充電に関する問題

は特に起きていない様なので、今回も自己責任の前提で購入することにしました。

※元の仕様とは異なる種類の電池に交換して充電すると、過充電となる可能性が

あり、電池が破損するだけでなく、電気回路が破損したり、最悪は発火・火災の

恐れがあります(ただし今回の電池には保護回路を搭載しており、過充電を防ぐ

構造となっています)。実際に交換する場合は、自己責任でお願いします。この

記事は個人での交換をお勧めするものではなく、この文章を基に修理したことに

より発生した、如何なる負傷・損害等の責任は負いません。


それでは電池交換します。手順は前回の掃除機とほぼ同じで、かなり簡単です。

掃除機のお尻に、スライドしてほしそうな蓋があります。簡単には開かないので、

小さいマイナスドライバーなどでゆっくりこじ開けます。

現れた黒い電池を少し引き出し、電池とケーブル間のコネクタを抜きます。コネ

クタの突起を押し(抜け止めの解除)ながら引っ張ると抜けます。そして電池を

本体から抜き外します。


使用済み電池は、傷付けると発火・爆発の恐れがあるので、絶対に可燃・不燃ゴミ

で捨ててはいけません。地元の回収方法を調べて廃棄します。なおマキタ社は営業

所に持ち込めば廃棄してもらえます(町田近辺ですと、相模原市中央区富士見に

あります)。


新しい電池を本体に差し込み、ケーブルコネクタを接続して電池を納めます。


蓋を取り付けて、交換完了です。

スイッチを入れて動作確認します。新品電池には予め充電されている様で、問題

なく動作しました。

電池メーカーの説明では、取付後すぐに満充電し、通常使用で残量が空になるまで

使用し、再度満充電して、これを3~5回繰り返すことで、以降も健全に電池が動作

するとされていますので、さっそく充電します。

充電できています。電池はこの機種で動作するように設計されているはずですが、

純正ではない互換品の電池の充電ということで過充電により最悪発火の恐れもあり

ますので、初回充電時は異常がないか特に注意します。私の場合は大丈夫でした。

注意しながら使い続けてみます。


掃除機のパワーも復活し、寿命が延びました。注意しつつ日々のちょっとした掃除

にこまめに使いたいと思います。では。

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