こんにちは。技術部のチュータローです。
今回はFMラジオ受信に使う屋外設置のアンテナのケーブルを室内に引き回す
方法を紹介します。
ラジオ好きの私は、TVに接続したAVアンプのFMラジオ受信機能をよく使って
います。AVアンプにはロッドアンテナのような付属品はないため、ラジオ受信
のためにはアンテナ設置が必要です。普通でしたら市販されているFMラジオ用
アンテナを購入して取り付ければいいですが、当地はFM電波が比較的強いこと
もあり、簡易的なアンテナを自作して使います。私は「ループアンテナ」とい
う種類のものを使用します。電波は周波数により波長が決まっており、その
波長に合わせた長さのケーブルを空中に置けばアンテナになります。FMラジオ
の周波数に対応する波長は、3m強です。この長さの単線ケーブルをループ
(輪の形)状に置いて、そのケーブルの両端を同軸ケーブルに接続して(同軸
ケーブルの長さは波長の計算に含まない)、これをラジオ(今回はAVアンプ)
につなげばいい訳です。私はこんな感じで屋外に設置(電波は室内より室外の
方が強いので)しています。
設置場所によって受信感度がかなり違ってくるので、アンテナをラジオ(AV
アンプ)に繋げた後で受信したい放送局を聞きながら位置を調整することに
なります。今回はベランダで邪魔にならず外観上も違和感ない場所に置きま
した。
アンテナの同軸ケーブルを室外から室内に配線するには、考慮が必要です。
窓は、引き込む隙間がなく使えません。私は一番手軽なエアコン用貫通穴を
使います。我が家にはエアコン貫通穴が2か所あるので、未使用の穴1か所
を使用します。
エアコン貫通穴の蓋は、我が家の場合は内外とも逆ネジ方向に回転すると
外れました。まず室内側を外し、室外側を外します。室外側は室外からは
外すことができず、室内側の貫通穴から手を伸ばして室内に取り込む形で
外せました。
こうして貫通した穴に同軸ケーブルを通します。
貫通穴の大きな隙間を「配管用パテ」で埋めます。某ホームセンターで
1kgで¥500程度で購入しました(ただし「難燃性」という若干高価なもの)。
半分を室外側、半分を室内側に使いました。
最後に、同軸ケーブルの端にAVアンプ接続用のコネクタを取り付けます。
コネクタをAVアンプに取り付けたら完成です。
AVアンプを起動しFMラジオ受信します。よく聴くラジオ局がきれいに受信
できるようにアンテナ位置を調整して、完了です。
これでAVアンプでFMラジオが聴けるようになりました。一層ラジオ生活を
楽しもうと思います。
では。
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